食品添加物について

食品添加物について

食品添加物とは?

食品の製造過程において、又は、食品の加工、もしくは保存の目的で、食品に転化、

混和・浸潤、その他の方法によって使用する物をいう

食品としての栄養価品質の保持安全性の向上や、食品としての魅力を高めるためにも使われます。

全て厚生労働大臣が安全であるとして指定したものでなければ、使用できません。

指定できる条件

  • 安全であること
  • 効果があること
  • 消費者にとって利点があること
  • 分析により添加物が確認できること

使用目的別分類

1)食品製造に必要なもの

2)食品の保存性を良くし、食中毒を予防するもの【保存料/防かび剤/酸化防止剤】

3)食品の品質を向上させるもの【乳化剤/増粘剤/安定剤/ゲル化剤/糊料】

4)食品の風味、外観をよくするもの【着色料/発色剤/漂白剤/光沢剤/酸味料/甘味料/調味料/香料】

5)食品の栄養価を補充、強化するもの【ビタミン/ミネラル/アミノ酸など】

安全性について

毎日食べ続けても何も健康を損なう恐れがないように、使用量、使用条件が定められています。

安全評価の方法 「食品添加物公定書」が作成され、公定書の規格基準に適合するものだけが、

食品添加物として使用を認められています。

反復投与毒性試験 __それぞれの決まりに従い、繰り返し食品添加物を食べた時の影響を調べるもの。

食品添加物の安全性の評価には、毒性に関する資料、1日摂取量に関する資料必要です。

表示について

消費者である私たちが、食品を選択するに当たり、最も有効な情報源になる表示

私たちが”知る権利”を保証するもの、です。

原則として、使用した全ての食品添加物を、食品である原材料と区別して、

添加物に占める重量の割合の高いものから順に表示されてます。

※表示義務のないもの※

  • 栄養強化の目的で使用される添加物、加工助剤
  • キャリーオーバー(原材料に含まれ、最終食品に対して微量で効果がでないもの)
  • ばら売り
  • 小包装(表示面積30㎠以下)

主な食品添加物

用途名____目的と効果

甘味料___食品に甘味を加える

着色料___食品を着色し、色調を調整する

発色剤___ハム・ソーセージの色調・風味を改善する

漂白剤___食品を漂白し、白く、綺麗にする

香料___食品に香りを加える

保存料・防かび剤・酸化防止剤___食品中の微生物に対する静菌作用を有し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する

栄養強化剤___食品の栄養的価値を強化する

膨張剤・ベーキングパウダー・イーストフード___パン、お菓子の製造時に用いる

乳化剤___水と油を均一に混ぜ合わせる

豆腐凝固剤___豆腐の凝固に用いる

酵素・光沢剤・軟化剤・苦味料___食品の状態をよくしたり、食品に付加価値を付ける

調味料___食品に旨味などを与え、味を調える

かんすい___中華めん類に用いる

pH調整剤___食品のpH調整のために用いる